Selected Poems of Rumi
ルーミー詩撰:ジェラールッディーン・ルーミー


『僕たちの流儀』1


肉体の耳から流れ込む雑音で
心の耳を塞いでしまわないで
心の耳はとても華奢にできている
だからもう何も聞かないで

力を抜いて 何も考えないで

遠くから響いてくる、 ー『還れ!』

あれは僕たちを呼ぶ声 いつの日かきっと
僕たちは還るのだろう あの呼び声の許へ

こんな言葉やあんな仕草を交わしながら
僕たちはいつも旅の途中にいる

どうして心はこんなにも空高く飛べるのだろう2

体は泥にまみれ地上に朽ち果てるのだろう
それでも心は 海の上だって軽々と歩くのだろう
その昔 イエスがそうしたように。



2008.05.


*1『精神的マスナヴィー』1-566.

*2 中世キリスト教神秘主義でいうところの『introsum ascendre(inner ascendant:内的上昇)』に相当する。何であれ精神的成長をもたらすのであれば、それこそが宗教に他ならない。


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