Selected Poems of Rumi
ルーミー詩撰:ジェラールッディーン・ルーミー
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『ラッバイカ』1 夜、その男は一心に神を念じていた。 ー何とまあおしゃべりな男よ。 ー『ラッバイカ』との返答はどこだね。 男はすっかり心砕かれ、あきらめて横になり眠りについた。 ーおまえに問う、何ゆえに神への賛美をためらうか。 男は答えた。 ハディルは答えた。 おまえが『アッラー』と呼べば、 見なかったのか、おまえが送り届ける『アッラー』の、 2008.07. *1『精神的マスナヴィー』3-189. *2 アッラー アラビア語でGod、神。 *3 ラッバイカ labbayka:「わたしはここにいます(英語であれば"Here am I"に相当する)」の意。 メッカ巡礼におけるイスラム教徒の祈りの成句(Talbiya:タルビーヤ)もまた「ラッバイカ」で始まる:「Labbayka Allahumma Labbayk(私は来ました、神よ、あなたのおそばに来ました)」。巡礼中、絶え間なくこの成句を繰り返すことでそれは心の中にしっかりと書き留められ、その後はどこへ向かおうとも消えることはない。 *4 ハディル ヒドル、ヒズルとも呼ばれる。語義的には「緑の男」を意味するが、様々な形をとって人の前に現れる使徒の一人と考えられている。コーランではモーセの前に現れ、暗示的な役割を果たしている。 |
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