コーランより
おお、信仰者たちよ！できるかぎり、憶測は避けよ。ある種の憶測は罪である。たがいにさぐりあったり、陰口をたたいたりするな。おまえたちの中で、誰か死んだ兄弟の肉を食うのを好む手合いがあろうか。いや、おまえたちだって嫌うであろう。神を畏れよ。まことに神はよく憐れむお方、慈愛あつきお方である。（49章12節）
伝承より
イマーム・アリー・バーキルは言われた。「私の父アリー・イブンーアル＝フサインは、亡くなる直前に私を胸に引き寄せてこう言った。『おお、息子よ。おまえに私の父からの助言を与えよう、ちょうど私の父が、その父から同じ助言を与えられたように –– 忍耐づよく、真実を抱き続けよ、たとえそれが苦かろうとも』」。
作者のひとこと
この話を聞いたときから、罪に対するぼくの見方が変化した。ある種の行ないが罪であるというのは、それがぼくたちの精神的な成長を妨げるからなのだということを理解したのだ。罪がぼくたちの魂に与えるダメージを、もしもこの目に見ることができたならぼくたちは、きっと何か嫌なものを避けるのと同じように、ごく自然にそれを避けることだろう。