女性への敬愛

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 女性への敬愛 1   きみがきみの妻に対し、様々に求めて欲する限り、 表向きには、妻を支配しているのはきみの方でも、 本当のところ、きみを支配してい...

愛、秘儀の司祭

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 愛、秘儀の司祭 1   こころの痛み この悲しみが 恋い焦がれる者の熱を冷ます 愛を知る者のこころの痛みは 他の病とは比べるべくもない 愛は別離の悲...

光の子供たち

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 光の子供たち 1   あの星々の向こう側に、別の星々の輝く宇宙がある –– イフティラークの影も無く、凶兆も無き別の宇宙が。2 既に知られた七層の宇...

聖者の水

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 聖者の水 1   その水は天国から流れ来る 地上の罪を洗い流すために 罪の全てが清められた後で かつて清らかであった水は 汚辱と罪を引き受けて濁り ...

罪深き者

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 罪深き者 1   「外側には、素晴らしく秩序立てられた世界が広がっている」 もしも胎内に包まれて眠る胚に そう語りかけたとしたらどうだろう &nbs...

死せる者の嘆き

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 死せる者の嘆き 1   人の世の貴公子が語るには この世を去りし者のうち 死せることを悲しむ者は一人としていない 否、彼らは悔やんでいる 惜しんでい...

「白川夜船」

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「白川夜船」 1   長いこと、同じ町に暮らす男が今夜も眠りにつく。 眠りについてすぐに男は、全く別の町を夢に見る。 良いもの、悪いものであふれんば...

「心の絆」

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「心の絆」 1   幸せなひととき、 宮殿に共に座るあなたと私。 姿はふたつ、影もふたつ、 けれど魂はひとつだけ、あなたと私。 あなたと私、庭を歩け...

恋の在り処

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 恋の在り処 1   泣く以外にすることなんか何もない あなたがいない なんて まるで陽が沈んで光を失った夜の空のよう あなたは少しも優しくはないのに...

音楽の記憶

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 音楽の記憶 1   ある人は言う、私たちの耳を心地良くくすぐるナイもリュートも、 突き詰めればその旋律は、回転し続ける宇宙より受け取るのだと。 だが...