序の序

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   愛あまねく慈しみ深い神の御名において。 これはマスナヴィーの書、宗教の真髄を解き明かす到達と確信の書である。神に関…

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   愛あまねく慈しみ深い神の御名において。 葦笛を聴け、それが奏でる物語を、 別離を悲しむその音色を。 葦笛は語る、 …

王と奴隷の少女

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   奴隷の少女と恋に落ち、彼女を買った王の話 その昔、地上における権力と、同時に霊的な力とを兼ね備えた王がいた。その日…

青物屋と緑色のオウム

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   青物屋と緑色のオウム あるところに青物屋がいた。青物屋は一羽のオウムを飼っていた。甘くかわいらしい声でものを言う緑…