神の美について

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 神の美について 1   王侯たちは大地に口づける、 大地は美をもたらすがゆえに。 神がその極上の杯から美をひとしずく、 埃まみれ…

スーフィーは知っている

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー スーフィーは知っている 1   叡智とは、真に信じる者たちの失われし駱駝である。2 彼らは、「それ」が何であるかを熟知している。…

精神の撹拌

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 精神の撹拌 1   真理は虚偽の中に埋もれている、乳脂の味が乳漿に潜むように。 虚偽とは儚いこの体、真理とは気高いその魂。 幾年…

一人で旅などするものじゃない

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 一人で旅などするものじゃない 1   戦争と冒険はわれらが宗教の認めるところであり、 逃避と、洞窟への隠遁はイエスの宗教の認める…

きらきらひかる羽飾り

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー きらきらひかる羽飾り 1   「全部ゼンブ、引ッコ抜イテシマワナキャ」、孔雀ハ泣キ叫ンデソウ言イマシタ。 「コンナ豪奢ナ羽、ワタ…