『スーフィーの寓話』 メヴラーナ　ジャラールッディーン・ルーミー 「ユースフと客人」1   最果ての地に住む愛すべき友人が、はるばる旅をしてユースフに会いにやって来た。彼らは幼なじみであり、…

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ　ジャラールッディーン・ルーミー 「どろぼう太鼓」1   ちょっとした譬え話と思って聴いておくれ。 ある夜のこと。悪いわるい泥棒が、忍び込もうと壁をごりごりと…

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ　ジャラールッディーン・ルーミー 「ライオンとけもの達」1   多くのけもの達が住まう谷があった。申し分無く心地よい谷だったが、ひとつ問題があった　－　ライオ…

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ　ジャラールッディーン・ルーミー 「『私です』と答えた男」1   ある男が、友の住まう館の扉を叩く。扉の中から友が尋ねる、「誰？」。 男は答える、「私です」。…

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ　ジャラールッディーン・ルーミー 「文法学者と船頭」1   自惚れた文法学者が船に乗り込み、船頭を振り向いてこう尋ねた、「文法を学んだことはあるかね？」。「い…