試訳:赤い知性

「赤い知性」 スフラワルディー 愛あまねく慈しみ深い神の御名において。 (1) 二つの世界を司る王に称賛あれ。過去においても現在においても、また未来においても、存在のすべてはかれの存在によるものである。 「最初にして最後...

ソロモンに会うには

スフラワルディーの、「蟻の言葉」から第三話「ソロモンとナイチンゲール」。 ソロモン王の広間に、全ての鳥たちが集まっていた。ただナイチンゲールだけがその場にいなかった。「我らは会って互いを知り合わねばならぬ」と、ソロモン王...

ジンを呼ぶには

スフラワルディーの「蟻の言葉」から、第五話「ジンの王と会った男の話」。 ある男がジンの王の一人と知己を得た。そこで彼は王に尋ねた。「あなた方と会うにはどうしたらいい?」。

試訳:鳥の論攷

「鳥の論攷」 スフラワルディー   (1) これは『鳥の論攷』、真実の舌が語るところを訳出したものである。世界の導師、時代の碩学、諸学者と哲学者の王シャイフ・シハーブッディーン・スフラワルディー - 彼の上に神...

試訳:成長期について

「成長期について」 スフラワルディー   (1) かつて私が子供だった頃のことです。少年が皆そうであるように、私もまたいつもと同じように、どこかの街角で遊んでおりました。するとそこへ、何人かの子供たちが整然と列...