其の四. 非難について

『直観』 著 アフマド・ガッザーリー 訳と解説 ナスロッラー・プールジャヴァディ   其の四. 非難について (1) 愛を完成させるのは非難 malamat であり、それには三つの側面がある、ひとつは創造された...

其の一.

『直観』 著 アフマド・ガッザーリー 訳と解説 ナスロッラー・プールジャヴァディ   其の一. (1) いと高き神は告げたもう、「かれ(神)は彼ら(人々)を愛し、彼らもまたかれを愛する。」1 われらが駿馬2は愛...

『直観』 著 アフマド・ガッザーリー 訳と解説 ナスロッラー・プールジャヴァディ   序 慈悲あつく温情ふかき神の御名において。 神に称賛あれ、諸世界の主たる御方。1そして物事の結果はすべて正しき者に属する、2...

02. 神の言葉

『スーフィズム』 著 A. J. アーベリー 02. 神の言葉 ムハンマドは、貴族的な名門クライシュ一族のアブドゥッラーとアーミナの息子として、アラブの歴史家たちによれば西暦571年、メッカに生まれた。彼の両親は高潔な人...

01. はじめに

『スーフィズム』 著 A. J. アーベリー 01. はじめに たとえ個々の神秘主義者が自らの宗教について明確に告白していようが、神秘主義とは、その根底においてはまったく同一の、神とのパーソナルな交わりに対する人間の精神...

さわりのところ(2)

チティック先生の『スーフィズム:ビギナーズ・ガイド』。の、以下は4章のさわり(これもまた、ほんのさわり)のとこ。さわりのところ(1)はこっちからどうぞ。

“maqalat”のつまみ食い

ゆうべ帰宅して、翌日の糧となる予定のひよこ豆を一晩水に浸して戻そうとしているその合間にシャムスッディーン・タブリーズィー a.k.a. “一所不住、生涯無一物、飄々たる放浪の旅に生きる托鉢僧”の講...

13.12.19.  「善悪の彼岸」について

*別のところに書いためもをこちらに保存しました。 『ダイアナ』という映画が最近公開されていたそうです。 例によって例のごとく本編は鑑賞しておりませんが、物語の中にいくつか「ルーミーの詩」が栞のように挟まれていたと聞きまし...

抜きがきの覚書:チティック氏の御本から

広義において、スーフィズムとはイスラムにおける信仰と実践の内面化ならびに強化であると言えよう。しかしながらアラビア語のスーフイーという言葉は、支持者・反対者の両方によって何世紀にも渡り様々な意味で使用されてきており、それ...