まめをくえ

「名もなき台所道具(仮名)」が届きました。

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以前に「うちむら」のマダムがこれを使ってターメイヤを揚げておられるのを目にして以来、ずっと気になっていたお道具です。それを先日、ふとしたはずみでネットの大海原で見つけた。ので、迷うことなく買うてみた。

何か名称とか、ないのかなと思うのですが、「うちむら」のマダムが仰るには「名前ってあなた。エジプト人ですよ?そんなもの、あるわけがないじゃないですか」とのこと。「エジプトの百均ショップ」のようなところで山になって売られている、というおはなしでした。

どう使うかというとターメイヤ、あるいはファラフェルと呼ばれるすりつぶした豆をまるめて揚げるコロッケの、その「たね」を、このお道具で成型するのです。お道具の胴部分に銀色のレバーみたいのがありますね。これを押し下げると、中央の丸ステージ部分が下がるので、そこに「たね」を詰める。で、レバーから指をはなすと、きれいにまるいかたちができるのだ。

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いっぱいできました。今回、材料はこのような感じです。

乾燥ひよこ豆 300グラム
たまねぎ 1/2
にんにく ひとかけ
パセリ こんもり(一袋ぶん)

クミン、コリアンダー(どちらもパウダー)

ひよこ豆は一晩、水につけてもどす。上記の材料はぜんぶフードプロセッサで細かくすりつぶす。ぺたぺた、バットに広げてならして冷蔵庫でひやしておく(ひやしておくと、成型しやすい)。油をあたためる。ひやしておいた「たね」を、「名もなき台所道具(仮名)」で成型して油に落としてゆく。成型するときはぎゅうぎゅう押しこむ+すり切りするよりも、きもち盛りぎみに、小さなおやまにする感じで。

あ、「たね」を冷やしているあいだに「ごまのディップソース」も作ります。ねりごま(白)にたらたらと水をたらしてとき伸ばし、レモンをしぼる+塩を足す。あ、もっとていねいな作り方を見つけた。

思いのほかかんたんだったのと、揚げたても翌日もとてもおいしかったのでまた作ろうと思います。「名もなき台所道具(仮名)」がなくても作れると思いますが(と、いうか必須なのはフードプロセッサですが)、しかしあった方が作るのがたのしいと思います。できあがったのを指でつまんでごまのソースにたっぷりつけてもりもりと食べ、合間にレタスをもしゃもしゃする、みたいな食べ方をしてしまいましたけれども、

野菜やピクルスと一緒にパンにはさむのが由緒正しい食べ方のようです。

ファラフェル啓蒙ラップ。