深夜の犯行現場みたいの

本当に必要なのか、それともたった今なんとなく欲しくなっているだけなのかよくわからないものというのがあります。だいたい、少し時間を置くと「あ、別にそんなに欲しくなかったや」などという感じで忘れていくものの方が多いです。わたしの場合、そういうものは台所まわりのもの、調理器具であることがほとんどです。

そういう、本当に必要なのか、それともたった今なんとなく欲しくなっているだけなのかよくわからないものリストの筆頭に長らく「肉たたき」というのがあがっていました。
肉叩き
なんだかこの脳内リストをそろそろ更新したくなったのです。それで「肉たたき」、購入してみました。購入してみたのが今月の頭ごろです。今日が二度めの登板でした。二度とも、たたいたのはやっすい赤いうしにくです。べんべんたたいて、溶き卵とパセリとパン粉をつけて、バターを溶かした油で揚げるのと焼くのの間くらいで火を通します。おいしいです。

で、食べ終わってそのままシームレスに仕事を始めて、今さっき休憩がてらコーヒーのお代わりを注ぎ足そうと台所に立ってみたら、血脂がこんもりくっついた「肉たたき」がシンクに転がっていて、まあ転がしっぱなしにしていたのは自分なんですが、一瞬ぎょっとしました。犯行現場にしか見えない。

ええと。それだけです。うーん、深夜だ。もう少しだけ仕事します。