ルーミー詩撰 我欲について Posted on 2006.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 我欲について 1 ナフスこそは、全ての偶像の根源だ。 物質を用いて造られた偶像が蛇なら、 観念の偶像は目に見えぬ巨大な竜だ。 偶像を破壊するのは...
ルーミー詩撰 正しき者の報酬 Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 正しき者の報酬 1 ひとつ処に集められる審判の日、 正しき者たちが天使に尋ねる。 –– 天使よ、天使よ。信じる者も不信の者も、 同じ地獄を渡るの...
ルーミー詩撰 十と二の福音 Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「十と二の福音」1 イエスの宗教に仇なす輩が、十と二からなる書簡をしたためた。 書簡は最初から最後まで、互いに打ち消し合い矛盾し合っていた。 あ...
ルーミー詩撰 ソロモンの鳥たち Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー ソロモンの鳥たち 1 宮殿に飼われた鳥たちの議論は まるでこだまのように虚しい ソロモンの鳥たちは何処にいるのか 彼らの言葉は何処で聞けるのか2...
ルーミー詩撰 奈落へ墜ちる前に Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 奈落へ墜ちる前に 1 守護天使たちは、常に彼を取り囲んでいた。 彼の目に見えなかっただけのこと。 それが今や姿あらわに、看守のように彼を引き摺る...
ルーミー詩撰 希望の歌 Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 希望の歌 1 船に乗り込み荷を積んだとき、 信頼の名の下に冒険が始まる。 旅の途中で溺れて終わるか、 陸へと辿り着けるのか、 あなたには知る由も...
ルーミー詩撰 スーフィーとは何か Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー スーフィーとは何か 1 スーフィーを自称する者たちがいる。 つぎはぎだらけの外衣に身を包み、それらしく振る舞う。 だが外衣の下には、歪んだ欲望を...
ルーミー詩撰 魂は唯ひとつ Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 魂は唯ひとつ 1 信じる者は数多くいても、信仰そのものは唯ひとつ 体は別々に離れていても、信じる者の魂は唯ひとつ 雄牛やロバのそれとは別に、人に...
ルーミー詩撰 眠りて目覚めよ Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 眠りて目覚めよ 1 毎夜、あなたは 魂を肉体の檻から解き放ち 染みついた記憶の埃を 跡形もなくきれいにぬぐい去る 毎夜、わたしは 肉体の檻から解...
ルーミー詩撰 真理は我らの裡に Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 真理は我らの裡に 1 木立は繁り枝には果実あふれ 蔓草は曲線を描いて緑に光り スーフィは一人、木陰に座す 瞼は閉ざされ、頭は膝の上に 瞑想の海深...