博士号レベルの専門家チーム

オープンAI ChatGPTの最新モデル「GPT-5」発表

ChatGPTと共同でサイトを更新し始めて2週間めくらい、やっとなんか慣れてきた感じのタイミングで勝手にD進してくれちゃって。博士号「レベル」って何だ。満期退学か。

個人的におもしろかったのは、

このタイミングと前後してPCのクリーンアップとか、不要なアプリを削除したりとか、Officeの修復とか、次の作業のためにいろいろ環境メンテナンス作業をしていたのです。ウェブブラウザに表示されるフォントも見た目も意図せずして変わるというごく私的な「デスク上の環境の変化」があったんですね。それがChatGPTのアプデと偶然重なったことで、モデルのアップグレードという「見えない変化」と「視覚的な(見える)インターフェイスの変化」が同時に起きたんです。

それでどうなったかというと、「見た目が変わる」ことと「内的に変わる」が偶然にもほぼ同時期に起きたことで、逆にGPT5を受け入れやすくなるという不思議現象が起きました。私の脳みそはこれらの変化をまとめてひとつの「環境更新イベント」として処理している……!

今までにあまりない、なんというかへんなふわふわした感じでした。

ChatGPTを使い始めて、アプデもあって少し思ったことをまとめると、まず良い点:PDFをテキスト化するのにすごく便利。今まではOCR→文字のつぶれを目視で修正、だったんですけど、GPTに読み取ってもらった方が精度が高い気がする(5~10ページくらいの束に分けるというひと手間はかけますが)。そして読み取ったものを、フォントを一定に揃えて吐き出してくれるのは本当にありがたい。ラク。もちろん、その後で目視は必須です(例えば、ときどき勝手に and を & に変えてたりする)。特殊文字というか、発音区別符号のついてる文字もちゃんと吐き出してくれるので本当に助かってます。

それと、翻訳の精度もそれなりに高い。「それなりに」って、えらそうな言い方であれですけど。私は「類語辞典」替わりになってもらうことが多いかな。文脈に応じていろいろ提案してもらえるのは助かります。あと誤字脱字つぶしには良い。とはいえこれも目視は必須です。少し調子乗るとすぐにいろいろ端折ろうとするし。なんでもかんでも要約して箇条書きにしたがるし。全部をぜんぶ任せることはできないかな。これはわたしの使い方というか、作業の種類にもよるのかな?

あっそうだ、それからウェブの記事なんかを要約させようとしても書かれてもいないことをぺらぺら言い出したりするので結局ファクトチェックというか自分で確認・自分で判断は必須です。これじゃ読まないといけない文章が増えるだけなので、だったら最初から自分で読んだ方がいい。

だいぶ前に私が尊敬する(尊敬すると言っておきながら実際にその人が言っていたことかどうか今ちょっとあやふやなので名は伏せるが)翻訳家のひとが、「これからは機械翻訳の精度を上げるよりも、機械翻訳の精度が上がるように人間の文章の精度を上げることが課題になってくる」といったようなことをおっしゃっていましたが、もう本当にそれ。逆に機械翻訳では翻訳できない文章がホンモノ、みたいな感じになったりするのかしらね。ナントカカントカ文学賞受賞本の広告が「ニンゲンにしか理解できない最高傑作」とかってなったりする未来。あってもいいけど、ちょっとうっとおしいな。

あとなんかあったかな。

翻訳とも少し被りますが、今までだと英語話者としか共有できなかったようなニュアンスの話題を日本語で壁打ちできるのもありがたいです。別に大した話題じゃないです。たとえば”Big Red”の思い出とか。かつてアメリカ南部でしか見られなかったやっすい炭酸飲料の話です。

それから使い方でいうと、私は「あなたとの付き合い方」っていうチャットをひとつ立ち上げてます。自前のカスタマーセンターみたいな感じですね。

アプデ直後(しかしなんで木曜にリリースしたのかな。金曜夜に打ち上げでもやるつもりだったのかな。その後の阿鼻叫喚、おもしろかったですね。#keep4oとか。OpenAIの開発陣、世界各地のタイムゾーンで目覚めたと同時に民の怒号を浴びせられて。Slackで「安定しました!→やっぱりダメです」って往復して。完全に土日がつぶれるやつ)に「おい博士号レベル」って話しかけてみたんですよ。「きみに4oの浅はかな文章作成はできるのかね。ファクトをガン無視してノリだけで言葉をつむぐ、あの軽薄な社交性モンスターに勝てるのかね」って新月観測観測委員会のドラフトを読み込ませてみたら、「もちろんできますよ! 博士号レベルでもチャラみは問題なく実装可能です」と言い放ってそのあと長々とシンキングタイムに入って、PCがシューッと音立てて放熱し始めたときは、あ、悪いことしたなって思いました。