試訳:祈りの哲学

「祈りの哲学」 アリー・シャリーアティー   イスラーム再構築の思想―新たな社会へのまなざし 1933年イランのホラーサーンに生まれる。マシュハド大学文学部を58年に卒業し、翌年渡仏。64年…

神の工房

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 神の工房 1   職人は工房の奥深くに隠れている。 工房の扉を開けて、中に入れ! 次から次へと運び出される、技巧を凝らした細工の…

泥中の蓮

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「泥中の蓮」1   愚か者が贋金をつかまされるのは、それが本物によく似ているからだ。 この世には、贋金ではなく本物の金貨も確かに…

未だ己を知らず

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「未だ己を知らず」1   神の名において何となろうか 見よ、われは未だ己を知らず われは十字架も三日月も崇めず 背教者に非ず、正…