ソロモンに会うには

スフラワルディーの、「蟻の言葉」から第三話「ソロモンとナイチンゲール」。 ソロモン王の広間に、全ての鳥たちが集まっていた。ただナイチンゲールだけがその場にいなかった。「我らは会って互いを知り合わねばならぬ」と、ソロモン王...

ジンを呼ぶには

スフラワルディーの「蟻の言葉」から、第五話「ジンの王と会った男の話」。 ある男がジンの王の一人と知己を得た。そこで彼は王に尋ねた。「あなた方と会うにはどうしたらいい?」。

第18話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「未来が見える金細工師」1   ある男が、金細工師の店へやって来てこう言った。「秤を貸しておくれ、金を量りたいのだ」。金細工師が答えて言うには、...

第51話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「忘我のバーヤズィード」1   かの高徳なるダルヴィーシュ、 バーヤズィードが彼の弟子達の前で言い放った、 - 「われは神なり」。 神秘道の奥義...

第50話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「人を探す修道僧」1   晴れた日の真昼に、灯した蝋燭を片手にバザールを歩き回る修道僧の姿があった。彼の心は、愛と情熱であふれんばかりだった。 ...

第49話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「果樹園の庭師と三人組の盗人」1   庭師が彼の果樹園で、泥棒と思しき男達を見つけた。法学者、シャリフ2、スーフィーから成る三人組で、三人が三人...

第48話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「文法学者と船頭」1   自惚れた文法学者が船に乗り込み、船頭を振り向いてこう尋ねた、「文法を学んだことはあるかね?」。「いいや」、船頭は答えた...

第47話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ハールートとマールート」1   汝の顔2を見れば、我らは忠実な奴隷のように仕えよう。 聞いておくれ、ハールートとマールートの物語を。 ハールー...