存在の重荷
『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 存在の重荷 1 わたしの中で潮が満ちては干き 浮いては沈む 栄光のおんみよ、汝のなせる業なくば わが海も凪いでおられたものを…
『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 存在の重荷 1 わたしの中で潮が満ちては干き 浮いては沈む 栄光のおんみよ、汝のなせる業なくば わが海も凪いでおられたものを…
『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 聖者たちの集い 1 神がモーセをお叱りになった。曰く、 –– おお、汝、 その胸の内より満月が昇るのを目にした者よ、 汝、わ…
『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 信仰と努力 1 神はわれらの目の前に 一条の梯子を置きたもう ゆえにわれらは梯子を昇る 一段、また一段と 足のある者はただ歩…
『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「光なくしては」1 色を見えるようにするもの、それは光。夜になれば、 赤も緑も褐色も、視界から消し去られてしまう。 光の存在…
『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「不思議の梨の木」1 この梨の木とは原初の利己心、自我である。 これが目を眩ませ、ものごとを歪ませる。 この梨の木から降りた…