耳の遠い男と、隣の病人

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   耳の遠い男と、隣の病人 「おい、お前の隣に住んでいるあの男、ひどい病気にかかったそうだぞ」と、耳の遠い男に告げる者があった。耳の遠い男...

バウルの息子バラアム

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   バウルの息子バラアム その昔、バラアム・イブン・バウルが神にこう祈った - 「モーセとその民を追放して下さい。彼らの願いなど、何ひとつ...

預言者の書記

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   預言者の書記 ウスマーンの時代より前のこと。啓示を書写することにかけては誰よりも熱心で、勤勉実直な書記がいた。預言者が啓示を口述すれば...

ヨセフと客人、旅の土産

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   ヨセフと客人、旅の土産 愛すべき友人が最果ての地からはるばる旅をした。訪れる先はヨセフ、かの「信頼に足る者」の住まいである。彼らは幼な...

スーフィーは王侯の正面に座す

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   スーフィーは王侯の正面に座す 王侯の習慣について語っておこう。 以前にも語ったことがあったろうか、聞かせたことがあったろうか。 まあ、...

ライオン、オオカミとキツネの物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   ライオン、オオカミとキツネの物語 ライオン、オオカミ、それからキツネが、食べるものを求めて狩りをしようと連れ立って山に分け入った。三人...

刺青を彫り損ねた男

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   刺青を彫り損ねた男 さあさあ、語り部の語る昔話に耳を傾けるとしよう - カズウィーンの人々の間に伝わる流儀や習慣についてはご存知かな?...

砂漠のベドウィンと、その妻の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   砂漠のベドウィンと、その妻の物語 ある晩のこと。ベドウィンの女が、彼女の夫に口論をふっかけた。 話し込むうちにたがが外れたか、彼女の言...