合一について

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   合一について 想いびとは男に告げた、「お入りになって、わたくしそのもののあなた。庭に揺れる薔薇の花と棘のように、どうして離ればなれでい...

想いびとは『わたし』

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   想いびとは『わたし』 ある男が、恋しい想いびとの住まう館の扉を叩く。扉の中から、想いびとが彼に尋ねる、「どなた?」。彼は答える、「私で...

終)砂漠のベドウィンと、その妻の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   終)砂漠のベドウィンと、その妻の物語 カリフの耳にベドウィンの話が届けられると、彼は壺に入った水を受け取り、その同じ壺を金貨で満たし、...

文法学者と船頭

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   文法学者と船頭 ある文法学者が船に乗り込んだ。「文法を学んだことはあるかね?」、自惚れたこの男は船頭に向かってそう尋ねた。「いや」、と...

続)砂漠のベドウィンと、その妻の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   続)砂漠のベドウィンと、その妻の物語 ベドウィンは水の入った壺を差し出した、宮殿の広間中に、敬意という名の種を蒔きながら。「この贈り物...

現世の虜

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   現世の虜 現世を動かすもの、それは欲望である。 現世の何ひとつとして欲望抜きには動かない - ただひとつ、公正無私な愛の炎を心に燃やす...

続)砂漠のベドウィンと、その妻の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   続)砂漠のベドウィンと、その妻の物語 はるか彼方の砂漠から、ベドウィンがカリフの宮殿を訪れたというので、従者達はベドウィンを歓迎しよう...

二種類の貧困

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   二種類の貧困 物乞いする貧しい者達が、富める者達の施す財を恋い慕って求めるように、富める者達の施す財もまた、物乞いする貧しい者達を恋い...

続)砂漠のベドウィンと、その妻の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   続)砂漠のベドウィンと、その妻の物語 ベドウィンの男は、愛する自分の妻に心を開いて見せた。そして彼女への忠誠に嘘いつわりの無いこと、彼...