盲信の追従者

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 盲信の追従者 1   オウムは鏡を覗き込み、その中に己の姿を見る、 けれど鏡の背後に控える師の姿には気づかない。 そのようにして、オウムは人の言葉を...

定命と自由意志

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「定命と自由意志」1   一人のムスリムがマギの徒に語りかけた、預言者の信仰を受け入れるように、と。 彼は答えた、「ああ、是非ともそうしよう – も...

試練の効験

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 試練の効験 1   鍋に入ったひよこ豆を見てごらん。 火にかけられると、飛び跳ねて大騒ぎする。 煮られる間じゅう、上の方へと浮かんできては ひっきり...

天の梯子

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 天の梯子 1   肉体に備わる感覚は、現世へと至る梯子である。 宗教に関わる感覚は、来世へと至る梯子である。 前者の幸福については、良き医師を探し求...

聖者の位階

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 聖者の位階 1   ムハンマド去りし後、いつの世においても 彼の手足となって働く聖者があらわれる2 復活の日まで、人は誰しもが試みの只中におかれる ...

宗教論争

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「宗教論争」1   二と七十に及ぶ宗教宗派が、復活の日まで居座り続けるだろう、 異教同士の議論も論争も、尽きること無く続くだろう。2 転がる無数の石...

愛の葡萄酒

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「愛の葡萄酒」1   –– 彼が来る! 彼は月 かつてどの空にも抱かれたことのない月 これは現か、それとも夢か 永遠の炎を授けられた 洪水でも消し止...

善なる言葉

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 善なる言葉 1   母なるもの、常にその子を求めてやまぬ 根源なるもの、自らより生まれしものを追うてやまぬ 溜め池に閉じ込められた水があれば やがて...

倫理のつとめ

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「倫理のつとめ」1   我らが矢を放つとき、その行為は我らの有ではない。 我らは弓に過ぎぬ。矢を放つ真の射手は神である。 これはジャブルについての話...