天上の画家

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 天上の画家 1   君が言う通り、悪もまた神の為せる御業。 だからと言って、神の御名にいささかの傷も付かない。 悪の創造は、秘められたる神の完全性を...

私の世界、私の魂

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「私の世界、私の魂」1   私は九層の天界にしばし遊んだ、それぞれを司る父達に導かれながら。2 長く星々と共に過ごし、彼らが作り上げる星座の一部とも...

昇天

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「昇天」1   やがて君にも 昇天する者たちの列に加わる時が訪れるだろう 目には見えない天翔るブラークが 君を迎えにくるだろう2 人間が月面に降り立...

神は賛美の彼方に

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 神は賛美の彼方に 1   ごらん、大地を。 知恵の光を吸い込んで、 胸の奥に種子を受け入れるのを。 やがて春が訪れる。 大地は、預かっていた信託を ...

知は力なり

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 知は力なり 1   知識こそは、ソロモンの王国へ通ずる鍵である。 世界は肉体であり、知識はその精神である。2 世界という器を、知識という水が満たして...

神の工房

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 神の工房 1   職人は工房の奥深くに隠れている。 工房の扉を開けて、中に入れ! 次から次へと運び出される、技巧を凝らした細工の数々。 見とれている...

「ラッバイカ」

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ラッバイカ」 1   夜、その男は一心に神を念じていた。 –– 「アッラー!」 繰り返される御方への賛美で、彼の唇は甘く熟した。 –– 何とまあお...

泥中の蓮

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「泥中の蓮」1   愚か者が贋金をつかまされるのは、それが本物によく似ているからだ。 この世には、贋金ではなく本物の金貨も確かに存在している。 そう...

未だ己を知らず

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「未だ己を知らず」1   神の名において何となろうか 見よ、われは未だ己を知らず われは十字架も三日月も崇めず 背教者に非ず、正統派に属さず 東も西...

「修道院、なんてない」

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「修道院、なんてない」 1   きみは孔雀、きらきらひかる羽飾り。 羽を引き抜くのはおやめ、自分を傷つけるのはおやめ。 引き抜くならばきみの心を引き...