第33話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「目には見えぬ象」1   暗い小屋の中に、一頭の象がいた。見世物にしようと、ヒンドの人達がはるばる連れて来たのだった。目で見ることは出来なかった...

第32話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「嘘から出た実(まこと)」1   とある学び舎に通う少年達がいた。彼らの師は非常に厳しく、びしびしと彼らを鍛えた。少年達は、すっかり疲れきってし...

第23話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ブヨと風」1   庭の草木の茂みから、一匹のブヨが飛んできてスライマーン2に話しかけた。ブヨが言うには、 - 「王よ、スライマーン王よ。あなた...

第22話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「感じることと、考えること」1   誰かがザイド2の頸を叩いた。叩かれたザイドも、やり返そうとばかりに拳を構えて振り返った。 「待てまて」、ザイ...

第21話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「スーフィーと空っぽの袋」1   ある日、一人のスーフィーが釘にひっかけられた食糧袋を見つけた。彼はたちまち着ていた衣をかきむしり、くるくると旋...

第11話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「凍った蛇」   蛇使いが一人、自らの呪文の力で蛇を捕えようと、山の中へと分け入った。 - 遅かれ早かれ、探求者は発見者となる。常に両手を用いて...

第8話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「三匹の魚」1   がんこ者に語って聞かせるのに、ちょうどいい話がある。これは大きな湖に住む、三匹の魚の物語だ。『カリーラ』2を読んだ者なら知っ...

第7話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ほら吹き男と羊のしっぽ」1   あるところにある男がいた。男は貧しく、そのために世間から少しばかり軽んじられていると感じていた。そこで男は、毎...