第24話
『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「どちらが『王手』か」1 ティルミズの王子が、ダルカク2相手にチェスをしていた。 ところがダルカクが王子に王手を詰んだの…
『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「どちらが『王手』か」1 ティルミズの王子が、ダルカク2相手にチェスをしていた。 ところがダルカクが王子に王手を詰んだの…
『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「猫と肉」1 ある男がいた。男には妻があった。何もかもを見下しておりだらしがなく、おまけに貪欲な妻であった。男が家に持ち…
『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「砂漠のアラブと、その飼い犬」1 今まさに死にかけている飼い犬を前に、砂漠に住むアラブの男が一人、涙を流して泣いていた。…
『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「フワーラズムシャーとサブザワールの民」1 フワーラズムシャーの王ムハンマド・アルプ・ウルグがサブザワールに攻め入った時…
『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「人を探す修道僧」1 晴れた日の真昼に、灯した蝋燭を片手にバザールを歩き回る修道僧の姿があった。彼の心は、愛と情熱であふ…