王と奴隷の少女

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   奴隷の少女と恋に落ち、彼女を買った王の話 その昔、地上における権力と、同時に霊的な力とを兼ね備えた王がいた。その日、彼が臣下の者達を従...

終)吟遊詩人の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   終)吟遊詩人の物語 しまった、この辺で道を引き返そう。早く吟遊詩人のところへ戻らねば。必死になって口をつぐみ、こちらの長話に付き合いつ...

アブー・ジャフルと奇跡

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   アブー・ジャフルと奇跡 奇跡とは何か。奇跡が起こると、何が起こるのか。ここでひとつ、アブー・ジャフルの眼前で起きた奇跡について語ってお...

嘆きの柱

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   嘆きの柱 預言者の、小さな礼拝堂を支える一本の柱があった。やがて時が経つにつれ、礼拝堂を訪れる人々の数も増え、預言者の御顔が見えないと...

続)吟遊詩人の物語

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   続)吟遊詩人の物語 かの吟遊詩人、彼が歌えば世界は恍惚に満ちた。その声を耳にした者は、次から次へと浮かんでは消える摩訶不思議な夢を見た...

終)アーイシャとムスタファの語らい

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   終)アーイシャとムスタファの語らい - 預言者の答えを聞いて、シッディーカは言った。「愛する人よ、選りすぐりの花のような人よ。お話を続...

サナーイーの散文に寄せて

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   サナーイーの散文に寄せて   ハキーム7が、このような言葉を遺している。 この世の空よりもなお高いところに、魂の空が広がって...

アーイシャとムスタファの語らい

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   アーイシャとムスタファの語らい ある日のこと。ムスタファ(ムハンマド)は墓地に来ていた。運んできた棺の中には、彼の友人が眠っていた。彼...

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   愛あまねく慈しみ深い神の御名において。 葦笛を聴け、それが奏でる物語を、 別離を悲しむその音色を。 葦笛は語る、 –– 慣れ親しんだ葦...