ルーミー詩撰 光はひとつ Posted on 2007.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「光はひとつ」1 ランプはそれぞれ違っても、放つ光は同じひとつ。 光、それははるか彼方から届けられる。 あなたがランプに眼を奪われ続けるのであれ...
ルーミー詩撰 美しい死 Posted on 2006.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 美しい死 1 それをヨセフのように慕わしく思う者なら 惜しまず魂を差し出して購いを得るだろう それを狼のように忌み嫌い避け続けるなら やがて救いへと至る道から...
ルーミー詩撰 恩寵の法則 Posted on 2006.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「恩寵の法則」1 「宗教を照らす太陽」の到来が告げられれば、 第四の天に浮かぶ太陽もおのれを恥じて顔を隠す。2 − かのひとの名がわが唇を訪れた...
ルーミー詩撰 逃亡者 Posted on 2006.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 逃亡者 1 ある朝、ソロモン王の法廷へ大慌てで駆け込んだ者があった。 高貴な身なりをしてはいたが、 その顔は苦悶のために血の気も失せ唇の色は青か...
ルーミー詩撰 礼節の祈り Posted on 2006.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 礼節の祈り 1 共に祈ろう、神よ、我らに自制の心を与え給え、と 自制を失い、主の恩寵までも失うことのないように2 自制の心無き者は、自らを滅ぼす...
ルーミー詩撰 我欲について Posted on 2006.12.30. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 我欲について 1 ナフスこそは、全ての偶像の根源だ。 物質を用いて造られた偶像が蛇なら、 観念の偶像は目に見えぬ巨大な竜だ。 偶像を破壊するのは...
ルーミー詩撰 正しき者の報酬 Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 正しき者の報酬 1 ひとつ処に集められる審判の日、 正しき者たちが天使に尋ねる。 –– 天使よ、天使よ。信じる者も不信の者も、 同じ地獄を渡るの...
ルーミー詩撰 十と二の福音 Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「十と二の福音」1 イエスの宗教に仇なす輩が、十と二からなる書簡をしたためた。 書簡は最初から最後まで、互いに打ち消し合い矛盾し合っていた。 あ...
ルーミー詩撰 ソロモンの鳥たち Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー ソロモンの鳥たち 1 宮殿に飼われた鳥たちの議論は まるでこだまのように虚しい ソロモンの鳥たちは何処にいるのか 彼らの言葉は何処で聞けるのか2...
ルーミー詩撰 奈落へ墜ちる前に Posted on 2006.12.01. by k n 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 奈落へ墜ちる前に 1 守護天使たちは、常に彼を取り囲んでいた。 彼の目に見えなかっただけのこと。 それが今や姿あらわに、看守のように彼を引き摺る...