第48話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「文法学者と船頭」1   自惚れた文法学者が船に乗り込み、船頭を振り向いてこう尋ねた、「文法を学んだことはあるかね?」。「いいや」、船頭は答えた...

第42話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「『私です』と答えた男」1   ある男が、友の住まう館の扉を叩く。扉の中から友が尋ねる、「誰?」。 男は答える、「私です」。 「帰ってくれ」、友...

第20話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ライオンとけもの達」1   多くのけもの達が住まう谷があった。申し分無く心地よい谷だったが、ひとつ問題があった - ライオンである。そこでけも...

第17話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「どろぼう太鼓」1   ちょっとした譬え話と思って聴いておくれ。 ある夜のこと。悪いわるい泥棒が、忍び込もうと壁をごりごりとほじくっていた。病み...

第15話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ユースフと客人」1   最果ての地に住む愛すべき友人が、はるばる旅をしてユースフに会いにやって来た。彼らは幼なじみであり、お互いに子供の時分か...

第13話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「カズウィーンの勇者どの」1   さあさあ、ここでひとつ、笑い話をするとしよう。舞台はカズウィーンだ - カズウィーンの人々の、伝統と習慣を知っ...

第9話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ギリシャの絵描きと唐の国の絵描き」1   その昔、唐の国の絵描きが言うことには、「我らの技術に敵う者は無し」。 応えて、ギリシャの絵描きが言う...

第3話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「インドへ逃げた男」1   ある日の昼前のこと。高貴な身なりをした自由民らしき男がやって来て、スライマーン2の法廷へ駆け込んだ。彼の顔色は苦悶の...

第2話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「青物屋と緑のオウム」1   あるところに青物屋がいた。青物屋は一羽のオウムを飼っていた。甘くかわいらしい声でものを言う緑色のオウムだった。椅子...

第1話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「王と奴隷の少女」1   遠い昔、地上における権力と、同時に霊的な力とを兼ね備えた王がいた。 その日、彼が臣下の者達を従えて、狩猟に出かけたのは...