第38話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「祈りの答え」1   ある夜、ある男が一心不乱に祈りを捧げていた。「アッラー!」「アッラー!」2。繰り返される賛美の言葉で、男の唇は甘く熟した。...

第35話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「一番美しい都」1   愛された女が、愛する男に尋ねた - 「ねえ、あなた。 あなたは色々な都を旅したのでしょう。 教えて、どの都が一番美しかっ...

第33話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「目には見えぬ象」1   暗い小屋の中に、一頭の象がいた。見世物にしようと、ヒンドの人達がはるばる連れて来たのだった。目で見ることは出来なかった...

第32話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「嘘から出た実(まこと)」1   とある学び舎に通う少年達がいた。彼らの師は非常に厳しく、びしびしと彼らを鍛えた。少年達は、すっかり疲れきってし...

第31話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「砂漠のアラブと、その飼い犬」1   今まさに死にかけている飼い犬を前に、砂漠に住むアラブの男が一人、涙を流して泣いていた。「ああ、なんて悲しい...

第30話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「バーヤズィードの巡礼」1   バーヤズィードはカアバへと向かう道の途上にあった。 バーヤズィードは時のハディル2に出会おうと、大真面目で彼を探...

第29話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「猫と肉」1   ある男がいた。男には妻があった。何もかもを見下しておりだらしがなく、おまけに貪欲な妻であった。男が家に持ち帰るものは全てむさぼ...

第27話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「四人の男と金貨と葡萄」1   ある人が、四人の物乞いに一枚のディルハム貨幣を与えた。 四人のうち、一人目のペルシャ人が言った、「私はこれでアン...

第26話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「ロバは去った」1   長い旅路の果てに、一人のスーフィーがダルヴィーシュのためのとある修道場に辿り着いた。そしてロバから下りると厩舎につなぎ、...

第24話

『スーフィーの寓話』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「どちらが『王手』か」1   ティルミズの王子が、ダルカク2相手にチェスをしていた。 ところがダルカクが王子に王手を詰んだので、王子は逆上し怒り...