ヨセフと客人、旅の土産

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   ヨセフと客人、旅の土産 愛すべき友人が最果ての地からはるばる旅をした。訪れる先はヨセフ、かの「信頼に足る者」の住ま…

預言者の書記

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   預言者の書記 ウスマーンの時代より前のこと。啓示を書写することにかけては誰よりも熱心で、勤勉実直な書記がいた。預言…

バウルの息子バラアム

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   バウルの息子バラアム その昔、バラアム・イブン・バウルが神にこう祈った - 「モーセとその民を追放して下さい。彼ら…

耳の遠い男と、隣の病人

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   耳の遠い男と、隣の病人 「おい、お前の隣に住んでいるあの男、ひどい病気にかかったそうだぞ」と、耳の遠い男に告げる者…

ハールートとマールート

『精神的マスナヴィー』1巻 ジャラールッディーン・ムハンマド・ルーミー   ハールートとマールート ハールートとマールート、双子の天使。地上のヒトと親しく交わることを望み、そしてたちまちのう…