一人で旅などするものじゃない

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 一人で旅などするものじゃない 1   戦争と冒険はわれらが宗教の認めるところであり、 逃避と、洞窟への隠遁はイエスの宗教の認めるところである。2 ス...

禁欲主義と神秘主義

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「禁欲主義と神秘主義」1   霊知者とは宗教と信仰の魂であり 霊知とは過去の禁欲の結実である2 禁欲主義とは種を蒔く仕事であり 種の芽吹とその収穫が...

愛の魔法

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 愛の魔法 1   愛と夢想が組み合わさるとき 生じるはヨセフのごとく美しい無数の幻影 その心地よさは ハールートとマールート2の呪術をはるかにしのぐ...

神の人

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「神の人」1   その人を仰ぎその人を讃えることは 神を讃えることにも通ずる 神の果実は この「盆」におのずから備わる精髄より生じて育つ この「籠」...

不思議の梨の木

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「不思議の梨の木」1   この梨の木とは原初の利己心、自我である。 これが目を眩ませ、ものごとを歪ませる。 この梨の木から降りたとき、 ものの見方も...

光なくしては

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「光なくしては」1   色を見えるようにするもの、それは光。夜になれば、 赤も緑も褐色も、視界から消し去られてしまう。 光の存在を知らせるもの、それ...

信仰と努力

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 信仰と努力 1   神はわれらの目の前に 一条の梯子を置きたもう ゆえにわれらは梯子を昇る 一段、また一段と 足のある者はただ歩め 手のある者は指を...

聖者たちの集い

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 聖者たちの集い 1   神がモーセをお叱りになった。曰く、 –– おお、汝、 その胸の内より満月が昇るのを目にした者よ、 汝、わが光によって輝く者よ...

存在の重荷

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 存在の重荷 1   わたしの中で潮が満ちては干き 浮いては沈む 栄光のおんみよ、汝のなせる業なくば わが海も凪いでおられたものを 汝、我が身に災厄を...

愛と論理と

『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 「愛と論理と」1 われらは父に学ぼう、虚飾とは無縁のわれらが父に 犯した罪と過ちを認めたとき、流された父の涙に2 それでもきみは言い続けるのか 檻を求めて自ら...