おでかけ:セマー@宝生能楽堂

昨晩はこれを眺めにお出かけしました。


日本でこれを目にするのは、これで二度目になります。その前日に、「見にいらっしゃいませんか」とお誘い頂くことがなかったら、たぶん行かずじまいだったと思います(お声がけ下さってありがとうございました)。

能の演目は「羽衣」でした。途中、泣き出してしまった女の子(?)をそのお母さんがあわてて抱きかかえて外に連れ出すなどしていました。白龍と天人の「衣を返せ」「いや、返さない」のやり取りのあたりです。泣きたくなるのも仕方ないです。こわいものね、あの会話。

休憩をはさんで、それからセマー(旋回)のお支度。
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セマーゼン(旋回する人)の毛皮のおざぶとんをまるく並べて、四角い舞台をむりやりまるくしつらえている。
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おざぶ運び係(係というか。このおざぶはだいじなものなので、えらいひとしかさわっちゃいけないことになっています)。しっかし違和感ないですね。思っていた以上に違和感がないな、いいのかなこれ。

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終わりにさしかかったところ。始まったばかりの時は気になりませんでしたが、中ごろあたりから舞台のきしみがすごかったです。そして終わる直前には、それが舞台のきしみなのかセマーゼンの息なのかが聞き分けられないくらいでした(旋回が終わった後で、その音の半分以上が息だったことが判明しました。おつかれさまでした)。