読んだりめくったりしたもののめも。ひとつめとふたつめ。
シャルリ・エブド事件を考える: ふらんす特別編集
現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集 シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃
『現代思想』って、手に取るのはこれが人生で2度めです(ちなみに1冊めはサイード追悼特集でした)。表紙の字面のむちゃくちゃさ加減が衝撃的だったのでつい。酒井啓子氏が
一月七日に起きたパリでのシャルリー・エブド誌への襲撃事件と、二〇日に発覚した日本人二名の「イスラーム国」による人質事件は、背景も犯人も発生原因もほとんど違う。
と、寄せておられた短文の冒頭で確認しといてくれててああよかった、とおもいました。
『ふらんす』にいたっては手に取るのもはじめてどころかそんな雑誌があったことすら知りませんでしたが、読み終えた後には je suis Charlie と自分から言うことはないでしょうが etes-vous Charlie? と尋ねられたらあえて non とつっぱることもないかなくらいのこころもちにはなりました。「わたしはシャルリ」。シャルリでマララでトレイヴォン・マーティンでマイケル・ブラウン。どうだ。